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組織開発

マネジメントって、結局なんなんだろう

(更新: 曽良 竜太 (コレドウ代表取締役)
マネジメントって、結局なんなんだろう

この記事の要点

  • 「コレドウを入れると何が置き換わるのか」という問いから、マネジメントの定義を考え直した
  • ツール導入は「何ができるようになるか」より「何がなくなるか」で語るべき
  • 人が動くとき、その起点には必ず「何を目指すか」がある。そこが決まっているかで組織の強さはほぼ決まる

起業してから、ありがたいことに人事・組織の領域で第一線を走ってきた方々と話す機会が増えてきています。知識をもらえるのはもちろん、「それ、めちゃくちゃ大事なことやってるね」と言ってもらえることがとても自信になっていく。今日はそんな中でもグッと激しく刺さった2つのエピソードを備忘も兼ねて書きました。

そしてまず、いつもそのきっかけを作ってくださる志水静香さんへの感謝を。

静香さんは、外資企業の人事責任者や人材企業のCPOを経て、現在は株式会社Funleashを創業し、組織変革を支援・伴走されている方です。そんな方がコレドウに対して、「組織の生産性を上げるツールだ」「データが蓄積されればサクセッションプランニングにもつなげていける」と、いつも本質的な言葉で可能性を語ってくれる。いつも本当にありがとうございます。

石原直子さんとの1時間強

静香さんが「私が業界で一番信頼&尊敬している人を紹介する!」と仰っていただき、先日、石原直子さんという方とオンラインでお話しする機会をいただいた。

石原さんは、リクルートワークス研究所で長く人材マネジメント研究に携わり、現在はAI・DX領域の研究所を率いる、日本の人事領域における第一人者の一人だ。そんな方が1時間以上、真剣につきあってくれた。なんてありがたいんだと思いながらPCの前に座っていた。

話のなかで出てきたテーマのひとつが、「コレドウを入れることで何が置き換わるの?」という問いだった。

これ、実に刺さる問いで。ツールを入れる文脈だと「何ができるようになるか」は語りやすいけど、「何がなくなるか・何を手放せるか」という視点は意外と整理しきれていなかった。

そこから話が展開して、「そもそもマネジメントって、目標管理がすべてだよね」というお話しいただいた。

人が動くとき、チームが動くとき、その起点には必ず「何を目指すか」がある。それをどう設定して、誰に渡して、どう達成させていくか。これができているかどうかだけで、組織の強さはほぼ決まる。

つまり、個々人が目標を達成したら、当たり前だけど、組織の目標は達成する。組織の目標が達成されれば個々人に還元されていく。その繰り返しが確実に行われるだけで、最高の組織は作れるという話。

もちろんその中で対話があったり、モチベーションコントロールがあったり、それに基づいたアサインメントがあったり、結果として文化が根づいたり、エンゲージメントが高まったりといろいろな作用があるが、すべての根幹は目標を決めてそれを達成するというプロセスの中で起きるという話。

IBMなんかは、マネージャーは常にタレントマネジメントのツールを開いている。メンバーの状況を把握し、目標達成に向けてマネジメントし続けることが仕事として当たり前になっている。

ただ、今の日本企業の99%は、マネージャーがプレイングマネージャーになってしまっている。自分でも案件を持ちながら、マネジメントも兼務する。それどころか、プレイングマネージャーを複数掛け持ちしているケースもある。

マネジメントって、ちゃんとやろうとしたら本来フルタイムの仕事だ。目標を立てて、進捗を確認して、フィードバックして、アサインメントを考える。このアサインメントが特に大事で、誰に何を任せるかの判断こそが、マネージャーの最重要な仕事のひとつだという話になった。

コレドウもそういうふうに、毎日開かれるツールになれたら最高だと思う——そう言っていただいて、目指す先が言葉になった気がした。それをいかにコレドウでサポートが出来るか?というのがとても重要な問いだと思った。

盟友ヒロキとの1on1

もう一つのエピソードは、僕が携わってた1つ前のプロダクトでPdMをやってくれていたヒロキ。いまも定期的に1on1をしてもらっている、信頼できる盟友だ。ホントにいいやつ。

VCや投資家と話していると、「フィジカルAIだ」「脳にチップを埋め込む世界線だ」「ディープテックだ」という文脈のなかで、目標管理というテーマが地味に見られることがある。正直に言うと、そういう反応がゼロではない。

それをヒロキに話したら、即座にこう返ってきた。

「目標管理なんて、何が起きても世の中からなくなりませんよ。AIができて個人のやれることが広がったら、それを何に使うかを決めないといけない。パソコンが出て、仕事って楽になりましたか?スマホが出て、楽になりましたか?AIが出てきて、楽になりましたか?忙しさはむしろ増えてますよね。そのうえでどうするかを決めて進めていかなきゃいけない。結局意思決定のスピードと負荷は増え続けているんです。それをどこに向かわせるのか?という問いはずっとあるんだから、目標管理の大切さは、むしろどんどん増していきますよ。大体ECサイトが出来上がって世の中からリアル店舗がなくなる!って言われてから20年以上経ちますけど、EC化率なんてたかが知れている。そんなもんです。」

確かに仰る通り。そうだそうだ、と。

技術が進化するほど、選択肢は増える。選択肢が増えるほど、「何をやるか」を決める営みの価値は上がっていく。目標管理はその中心にある。テクノロジーのトレンドに関係なく、これは変わらない。むしろ重要性が増していく。

そこの意思決定をサポートできるというのも一つの強いコンセプトだと思った。

おわりに

石原さん、静香さん、ヒロキ。いろんな人に応援してもらって、お話の機会を頂いて本当に幸せだなと思う。

同時に、その言葉の背景にある期待に対して、自分たちが何を作るべきなのかも、少しずつ見えてきた気がしている。

まだ全然できていないことばかりだけど、少なくともどこに向かうべきかは、クリアになってきています!そして何より楽しいです。

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その後さらに考えを進めた「マネジメントの仕事は、パフォーマンスを出すこと以外にない」という整理はパフォーマンスマネジメントとはに書きました。(答えの実装はコレドウのプロダクトに詰めています。)

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